これまでのあゆみ

小金井市は、教育系や理科系の専門分野を持つ大学をはじめとした高等教育機関、さらに民間や公共の研究機関が隣接している地域です。また、市民のボランティア活動が盛んであり、教育や科学に対する意識が高い土地柄でもあります。こうした恵まれた地域性を生かし、2003 年から 3 回にわたりサイエンスライブショーが開催されてきました。この催しを母体として発展してきた一大イベントが「青少年のための科学の祭典」東京大会 in 小金井です。今ではライブショーから実験や工作を自由に体験できるブース形式に形を変え、市民の間ではすっかり定着した大会になっています。この祭典の実行委員会は、主催・共催の団体、小金井市内外の教育機関や奉仕団体、科学ボランティア等で構成されています。市民が汗を流して協力し、地域の力で開催している大会となっています。「青少年のための科学の祭典」は、(公財)日本科学技術振興 財団の事業の一環として全国各地で開催されていますが、小金井市の祭典はその中でも地域に根差した極めて特色のある祭典として評価されています。

本祭典の目的

  1. 自然科学の面白さを青少年に体験してもらい、理科離れに歯止めをかけ、文と理を総合的に知る豊かな感性と知性を持つ青少年を地域の教育力により育成する。
  2. 教育と研究と地域産業のコラボレーションにより、地域に新たな文化を創造するとともに地域の活力を醸成する。

これら 2 つの目的の下、これまでに多くの子供たちが科学の魅力に出会い、貴重な体験をしてきました。また、教育機関と研究機関、さらに地域経済を支える団体等が立場を超えて互いに尊重しあい、交流・協議することを実現してきました。本祭典は、着実に目的を達成しつつ、発展し続けています。